4月6日(水)
明日からTPP関連法案の委員会審議がスタートします。私たち国会議員は、国会審議を通じて疑問点や課題を明らかにし、国民への説明責任を果たすとともに、後世に禍根を残さない責任を担っているはずです。
しかし、TPP交渉に関して日米閣僚会議議事録などの情報開示を求めても、渋って資料を出さない。すったもんだの末ようやく提出された資料は、黒く塗りつぶされてまったく読み取れない。これではまともな議論ができない!政府みずから審議拒否しているではないか!
甘利大臣は国会を休み続け、TPP交渉の事務方トップの官僚は在外勤務で海外へ。「丁寧に説明する」などという言葉は何だったのでしょう。
政府は、TPPによるコメの減少額について影響は「ゼロ」と発表していますが、新潟県独自の試算では90億円を超える影響があるとしています。この差はどういうことなのか。影響ゼロなら、なぜ今から急いで莫大なTPP対策費が必要なのか?
国民生活に様々な変化と影響をもたらす外交交渉なのです。情報を隠すことなく、虚心坦懐に議論すべきです。