2月25日(火)
沖縄で、首長さんや議員さんとの懇談のなか何度も懸念が示されたことの一つに「TPPはどうなるのか?」政府から何も情報が示されず、基幹農業であるさとうきびへの影響を大変心配されていました。
自民党の議員からは「守るべきものは守る」といつもの返答がありましたが、そのように繰り返すだけでは納得できないのも当然です。
2月22日から25日まで、シンガポールにおいてTPP閣僚会議が開催されましたが、今回も米国から十分な柔軟性、妥協を引き出せないまま暗礁に乗り上げたようです。
5月のAPEC会合に合せて、再度閣僚会合が行われる見込みですが、有利に交渉できる「カード」があとどれくらい残っているのか甚だ疑問です。
民主党政権のときは、情報を示せとさんざん叩いていたのに、現政権は事ここに至っても国会や国民に対する情報開示は不十分、お決まりのフレーズを繰り返すばかり。選挙のときの約束はどうなったのだと農協からも強い批判が上がっています。