8月6日(水)
本日、広島へ行って参りました。
69年前の1945年8月6日8:15分。広島に世界で初めて原爆が投下されました。
投下から年末までの間に亡くなられた方は14万人と言われていますが、今でも正確な数は不明だそうです。犠牲者のそのほとんどが、多くの子ども達を含む、罪もない一般市民でした。 未だ被爆による後遺症で、苦しんでおられる方も多数存在します。
その3日後の8月9日。長崎に原爆が投下され、約15万人が亡くなられました。 広島、長崎、東京大空襲、日本全土が戦火に包まれ、数えきれない位の尊い命が失われました。今この時にも世界各地で紛争が続いていますが、子ども達が犠牲になっている姿を見ると、悲しみとともに怒りがこみ上げてきます。
広島市長は平和宣言の中で核兵器を「絶対悪」と言っていましたが、まさしく、この世に存在してはならないものだと思います。唯一の被爆国である日本として、核兵器廃絶と、平和な世界の実現を、国際社会に訴え続けていかなければなりません。 しかしここ最近、戦争の悲惨さ、多くの国民が犠牲になったという事実が、遠い過去の出来事と感じられているようで不安に駆られます。
当時、広島、小倉、新潟(長岡)、長崎の4都市が原爆投下の候補地として検討されていたそうです。もし、新潟に投下されていたとしたら、もしかしたら私は今ここに存在しないかもしれない。与えられた命の重みを噛みしめ、多くの犠牲となられた御霊に思いを馳せ、改めて平和について考えさせられた1日でした。