8月26日(火)
本日、衆議院青少年問題に関する特別委員会として、都内の二葉乳児院と児童養護施設の錦華学院を視察しました。
乳児院は全国に133ケ所あり、虐待や精神疾患などの理由で親が養育できない赤ちゃんが入所する施設です。最近は、病虚弱児や何らかの障がいがある赤ちゃんが増えているとお聞きしました。365日24時間体制で小さな命を守り育むため懸命に頑張っている職員の皆さんに頭が下がる思いです。
日本には里親制度があるものの、養育家庭や養子縁組される子どもは1割程度で、多くの子どもが児童養護施設に入所するケースがほとんどです。錦華学院では幼児から高校生までの子どもたち57人が生活していました。やはり虐待や発達障害といった問題を抱えているケースが多いとお聞きしました。特例はあるものの、基本的には18歳になると施設を出ていく決まりになっているため、社会に出てから人間関係や金銭トラブルでつまずく子どもも少なくないそうです。
子どもに罪はありません。健気に頑張っている子どもたちに幸せを掴んでほしい。差別や偏見を受けることがないよう、様々な可能性にチャレンジできるよう、社会全体で温かく支援していかなかくてはなりません。