10月21日(火)
安倍内閣は、拉致被害者らの再調査のために外務省幹部の平壌派遣を決めました。私は、超党派の拉致議連に所属していますが、派遣は北朝鮮のペースに乗るだけであり、きちんとした回答が得られる確証がないのだから慎重にすべき、再制裁を検討すべきと政府に求めてきました。
被害者家族会からも、訪朝は時期尚早で拙速だとの懸念が示されていました。今回、安倍総理はそうした慎重意見を押し切って派遣を決定したわけです。「対話と圧力」と言いながら、早々に制裁を解除したこと、ストックホルムでの合意も、北を利するものではなかったかと言わざるを得ません。総理が成果を急ぐあまり前のめりになり、北朝鮮の思惑に乗せられることを懸念しています。