11月27日(木)
衆議院解散の前日20日、自民党がテレビ局各社に対し、街頭インタビューの集め方など、番組の構成について細かい注意を求める文書を渡していたことが明らかになりました。メディアの役割は権力を監視し、国民の知る権利に奉仕することです。巨大与党が番組の編集方法にまで踏み込んで注文をつける異例の事態に、多くの有識者が懸念の声を挙げています。
私が一番問題だと思ったのは、街頭インタビューの集め方に注文を付けている点です。世論調査の結果を見れば、大多数の国民の皆様が景気の悪化を心配し、アベノミクスがうまくいってないと感じていることは明らかです。普通に街の声に耳を傾ければ、アベノミクスに対して厳しい声が多数を占めるのは当たり前ではありませんか。自民党は、それを「公平中立でない!」と言うおつもりでしょうか?
今月18日、テレビ番組に出演した安倍総理は、アベノミクスに対する厳しい街の声が相次いだ映像を見て露骨に不快感を示していました。少しでも、自分を批判するものは許さないとばかりに目くじらを立てる総理の姿に、違和感を感じた視聴者は少なくないと思います。
アベノミクスについて信を問うための選挙だと仰っているのですから、国民の皆様の声には真摯に耳を傾けて頂きたいと思います。