3月3日(木)
ガラスの雛人形を議員会館に飾りました。私は、3人姉妹だったので、毎年、母が立派な雛人形を飾ってくれたことを思い出します。その人形たちは、確かに立派ではあったが、古めかしく顔だちが可愛くなくて、時代遅れな感じがしました。
遠くで暮らす母の母、つまり私たち姉妹にとっての祖母が、苦しい生活のなかコツコツ貯金して贈ってくれた人形でした。三人官女のうち真ん中の人形の鼻が欠けていて、母に聞けば「、ネズミにかじられたのさ」と。なぜ古びた、欠けた鼻の人形を飾るのだろう。友達の家のお雛様は新しくてきらびやかなのに。我が家には、人形の鼻を噛み切るネズミがいるのだと知ってショックを受けました。
親から贈られた古い人形を大切にしていた母の心を、今になって想う。