3月15日(火)
新しい党名が「民進党」に決まった事を受け、党内では落胆と失望の声が聞こえる。一言で言うと、「民主党」のままが良かったと言う意見が圧倒的。でも、「民主党のままでは絶対にダメだ」と主張する維新に譲ったのだから仕方がない。
与党から野党に転落して冬の時代、支援者から「あんたのことは応援するけど、民主党は嫌いだ」「民主党を出たらどうか」何度言われたことか。私だけでなく、多くの同僚議員が同じような批判を浴びてきた。ポスターやビラの政党名をあえて小さく印刷したり、街宣活動の時には政党名を連呼するのを止めた議員もいた。それなのに、いざとなるとやっぱり「民主党」が一番良かったと言っている。「なぜ変えなきゃいけないの?」未練は尽きない。
「「ん」が2つ入った名前の政党で長く存続したことはない。新進党がそうだったろ?」
「俺は台湾人じゃね~よ」
「広報板から印刷物、銀行口座の名義に至るまで全部新しく作り直さなきゃならない」
「演説の時、癖で民主党と言っちゃう」
「民主党と書いて無効票になる死票はどうするのだ」
結局、みんな「別れても好きな人」だった。私自身も。どんなに批判されても、思うようにいかなくても、離党せず風雪に耐えてきた。いろんな思いがある。でも、その思いをぐっと呑み込んで進むしかないし、前向きに考えないと。国民と一緒に進む政党。うん、そう悪くはない。