4月19日(火)
被災地ではいまだに大きな地震が続き、生死の重大な分かれ目と言われる72時間が過ぎ、必死の人命救助が続いています。阪神淡路大震災と東日本大震災の対策本部長は総理大臣でしたが、この度の熊本地震における政府の非常災害対策本部の本部長は河野太郎防災担当大臣です。なぜ対策本部長を安倍総理に格上げしないのでしょうか。
昨日は、TPP特別委員会の審議が丸一日行われ、テレビ中継もされました。震災対応に最優先で当たらなければならない時に、国会でTPPを審議している様子を見て国民のみなさんも違和感をもったのではないでしょうか。民進党の安住国対委員長は、「腰を落ち着けて審議できる状況ではない」今は審議よりも震災対応を優先すべきだ、とTPP委員会開催の見送りを与党側に提案したところ、与党側からはぜひ進めてほしいというのが安倍総理の意向だと返答があったとか。時間の経過とともに被害の拡大が明らかになっており、事態は深刻です。一地方の被害にとどまらず日本全体の危機としてもっと真剣に取り組まねばなりません。