リスクはアベノミクスだ。

5月27日(金)

伊勢志摩サミットにおいて安倍総理は、世界経済はリーマン・ショック前の状況に似ているなどと危機感を煽る発言をしたそうです。かなり唐突感がありましたが、発表された首脳宣言は「世界経済の回復は続いているが、成長は引き続き緩やかでばらつきがあり、世界経済の見通しに対する下方リスクが高まってきている」とし、慎重な言い回しでリーマン・ショックのような事態の発生を否定しました。安倍総理が消費増税延期の方針を固めたと各紙一斉に報じていますが、もし本当に延期するなら、外生的な要因ではなくアベノミクスの失敗によって増税できなくなったと正面から認めて下さい。まさか個人消費の落ち込みを新興国経済の減速のせいにするわけではないでしょう。

法華宗総本山本成寺 祠堂法要

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「大企業の業績回復の果実が、国内の中小・小規模企業、そして、その従業員の皆さんに、行き渡らないようであれば、アベノミクスは失敗であると、私は考えています」2013年12月、安倍総理が述べた言葉です。さらに、2014年11月には消費増税について「再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。」と述べ、衆議院を解散しました。しかし、その結果はどうでしょう。アベノミクスは総理の定義通りに失敗し、増税に耐えられる経済状況をつくり出せなかったのです。明々白々です。

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サミット後の記者会見で安倍総理は「アベノミクスのエンジンを噴かしていく」と胸を張りましたが、それならなぜ消費増税できる経済状況を作れなかったのか。なぜ国民の皆様が明日の生活と雇用に不安を感じているのか。貧困と格差が拡大しているのはなぜなのか。大企業を優先した失敗を総括し、一日も早く国民目線に立った経済政策に転換して頂きたいと思います。

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