11月10日(木)
TPP協定承認案・関連法案が衆院本会議で強行採決されました。
ブログでも何度も書いてきましたが、今回のTPP協定には多くの問題があります。交渉過程は十分に示されず、協定内容は国益が守られておらず、食の安全といった国民に影響を与える論点についても審議が不十分です。世論調査でも6割以上の国民が審議不十分だと声をあげている中での強行採決に憤りを感じます。
さらには、昨日、TPPからの離脱を公約に掲げるトランプ氏が、アメリカの次期大統領に選出されたことは、日本政府としても、想定外だったと思います。TPPは参加12カ国のうち、GDPの合計が85%以上の国が批准しなければ発効しません。その約60%を占めるアメリカが参加しないとなると、TPPは頓挫することが目に見えています。まずは、トランプ氏の動向を十分に見極めてからでいいはずなのに、なぜそんなに急ぐのか、全く理解できません。
参議院で徹底審議を求めていきますが、TPPでも安倍政権の暴走が止まりません。