12月14日(水)
臨時国会最終日、深夜過ぎまで与野党対立が続きました。
カジノ解禁に向けたIR法案を無理やり成立させるために、さらに3日間、国会の会期を延長するなどということは、果たして国民が望む国会のありようなのでしょうか。
私の地元でも、賭博やギャンブルを国家が推進するような政策はおかしいとの批判がとても多いです。加えて、TPP、年金カット法案、カジノ法案と強行採決3連発は、さすがにやり過ぎでしょう!と従来の自民党支持者からも聞こえる声です。
我が党の執行部は、カジノ法案について「廃案を目指す」「強行採決を阻止する」と徹底抗戦の構えでしたし、私もそう信じていました。ところが、途中から方針変更したのか、参議院では内閣委員会において法案が修正されたため、採決に応じました。とりわけ私たち衆議院議員にとっては、寝耳に水の対応であり、いったいどうなっているのか、まったく意味不明でした。
哀しいかな、多数を持たない野党は一致結束して、安倍政権の暴走を阻止しなければなりません。こんなことでは、他党との信頼関係も崩れてしまいます。国会対策は分刻みに情勢が変化し、神経を削る大きな判断が求められると思いますが、同じ党でも衆議院と参議院の違和感をこんなにも強く感じたことはありません。おごり高ぶる自民党を制する戦略を、最後まで一致結束して貫くことができなかったことを、深く反省しなければなりません。