6月6日(火)~7日(水)
森友学園の疑惑の時には「安倍総理を侮辱した」という理由で、籠池理事長の証人喚問が行われました。
今回の加計学園問題では、前事務次官の証言や文科省内で共有されていた「総理の意向」などと書かれたメール、最初から加計学園ありきの内部文書などが次々と出てきており、疑惑解明のために前次官の参考人招致や文科省に再調査を求めていますが、政府与党は拒否しています。さらには衆議院において予算委員会や文部科学委員会等、各委員会の開催を要求し続けていますが、与党はそれすらも拒否している有様です。
会期末まであと十日余りと迫るなか、逃げるが勝ちで、このまま閉会してしまおうという魂胆なのでしょうか。「どうせ国民は忘れる」とでも思っているのでしょうか。虎の威を借りる狐のごとく権力を利用し、権力にあぐらをかく人たちのために行政がゆがめられているのです。国会が行政を監視し、きちんとチェック機能を果たさなければなりません。党派を超えて疑惑の解明に努力すべきです。