7月5日(水)
あったものをなかったことにして、資料もメモも記憶もなくす方が、この度、国税庁長官にご昇進されました。森友学園への国有地売却問題で、度々、国会答弁に立たれた財務省の佐川理財局長のことです。安倍官邸のご意向通り、真相解明に非協力的な姿勢を徹頭徹尾貫き通した信念と実績が評価されたのでしょう。
こういう方がトップとなる国税庁に自分の血税を快く収めたいと思う国民は果たしているのでしょうか。「信なくば立たず」とは真逆の世の中になりました。多くの官僚、公務員が、出世のためにはこうあるべきと、彼の姿勢から教訓を得たことでしょう。これが安倍政権の目指す「美しい国」の姿です。