7月10日(月)
午前中は衆議院、午後から参議院で文部科学、内閣合同の委員会が開催されました。
そもそも一連の加計学園疑惑の張本人は安倍総理であり、丁寧に説明すると会見で言ったのですから、総理が出席できる日程に合わせて開催すべきところです。
しかし、自民党国対は、10日か11日のどちらかでしかやらないという条件をつけ、外遊中の安倍総理をわざと隠したのです。私たち野党は大いに不満でしたが、ここで断れば、それではもうやらないとなってしまうので、不十分、不本意ではありましたが、与党の申し入れを受けることにしました。
参考人として出席した前川前文科次官は「官邸の関与があった」「はじめから加計ありきでプロセスが進んだように見えた」と臆することなく明言しましたが、菅官房長官や萩生田官房副長官の主張は真っ向対立し、議論は平行線をたどりました。(もっとも、安倍総理が出席していたら、前川氏の証言にぶちギレて、「こんな人たちに、負けるわけにはいかない!」とテレビ中継の前でヤジったりして、大変だったかもしれませんが。。。安倍隠しは与党のいろんな配慮があったのかも。。。) (つい先日まで部下として仕えていた文科省の官僚たちはどんな思いで前川氏の証言を聞いていたでしょうか。)
加計学園疑惑のキーマンである和泉総理補佐官、木曽元内閣参与は、筋の通らない理由をつけて本日の委員会を欠席し、逃げのびようとしています。やましいことがなければ、前川氏のように堂々と国会で証言すればいいはず!
わが党の質疑者が事前に用意していたパネルや資料配付について、与党側はイチャモンをつけ、その交渉で開会が予定より30分近く遅れ、さらに山本地方創生担当大臣は、4分以上も使って役人が書いた答弁書を棒読みする等、国民が抱く疑惑に対して積極的に答えようとする姿勢はゼロ!
前川氏の主張と官邸の主張が真逆になっているのですから、これで幕引きではなく、次は、この疑惑の張本人である安倍総理と、総理に魂をお預けされたお2人のキーマンにも出てきてもらい、予算委員会の集中質疑、証人喚問等もやるべきだと思います。これ以上、逃げ回るのはやめて欲しいです。
(わが党の質疑について、多方面からご意見、厳しいご批判も頂いております。至らぬ点について、今後に活かすようしっかり受け止めました。ご指摘ありがとうございました。)