7月31日(月)
長い間留守しておりましたが、無事に帰国しました。
ロンドン、スコットランドのエディンバラ、グラスコーなど産業都市を訪ね、ロンドンとは異なる都市の個性や魅力についてを知ることができました。
EU離脱という難関を、弱体化しているメイ政権がどう乗り越え、国家を統治していくのか注目しています。この国に居ると、自分を外国人だと意識することがないほど、どこを見ても多国籍の人ばかり、カフェでもホテルでもスーパーでも、従業員のほとんどが移民の労働者です。髪の色、肌の色、言葉、宗教など様々な国の人々を受け入れ、多様性を認め、社会を構成し、発展してきました。離脱によって、移民労働者を制限したら、いったいこの国では誰が働くのでしょう。
メイ首相率いる政権は、国内法の整理はもとよりEU法との関連で加盟国との調整、交渉など、これから先はものすごい高いハードル、試練、ジレンマと戦わなければならないのでしょうね。
我が国においては、輝く女性とは言葉だけのようで、稲田大臣は辞任。蓮舫代表はガラスの天井を打ち破ると頑張っていたのに、途中で断念。女性活躍という観点からすると、これで、日本の政治はずいぶんと時計の針を元に戻すことになったと思います。
日本を離れていて、浦島太郎になってしまいましたが、外から日本の政治を大局的に見つめて、気づくことも多くありました。どこの国も難題難関を抱えて苦しんでいます。新たな感性と視点を得て、心機一転、頑張って参ります。