8月11日(金)
昨日、衆参両院で閉会中審査が行われました。南スーダンPKOの日報問題をめぐる疑惑に関して、与党は、当事者である稲田元防衛相や前防衛事務次官の黒江氏の出席を拒否しました。「丁寧に説明責任を果たす」と国民に詫びたはずの安倍総理も出席はなし。これでは、真実が明らかになるはずありません。早々と幕引きを図ろうとする政権の魂胆が表れています。
北朝鮮によるミサイル発射の危機、米朝間の高まる緊張、オーストラリア沖で墜落事故を起こしたオスプレイの飛行再開など、国民の安全安心に直接関わる重大事案を抱えているからこそ、国民との信頼が大切なのに。相変わらずの隠蔽体質では、この先何が起こったとしても国民には「知らせない」「教えない」「隠す」が続くことになるでしょう。
72年前の悲惨な戦争は私たちに何を教訓としているのでしょうか。国民には本当の戦況を知らせず、食料も武器も足りないのに若い学生まで戦地へ送り、一億玉砕まで突き進もうとした当時の軍事指導者。過去の教訓に学ばなければなりません。