8月15日(火)
猛暑が少し和らぎ、夜は冷房がなくても眠れるようになってきました。お盆とは、不思議なものです。命を繋いでくれたご先祖様に感謝と祈りを捧げながら、これまで自分が生きてきた歳月を思い返し、また、これから先の残された歳月を考えてみる一つの節目です。
72年目の終戦の日、日本武道館で全国戦没者追悼式が行われました。天皇陛下は「深い反省」というお言葉を述べられ、多くの国民が深い感銘を受けたことと思います。
安倍首相の式辞には「反省」や「不戦の誓い」はなく、多大な犠牲を与えたアジア諸国に関する言葉もありませんでした。ある意味、安倍首相らしい式辞だったと思います。
「この道しかない」とばかりに無謀な戦争に突き進み、結果、戦争指導者は生き残り、国民や一兵卒は見捨てられた。戦争を知らない世代になり、悲しい歴史を繋げていくことは、たやすいことではありません。終戦の8月だけでなく、常日頃から政治権力の暴走を監視し、学び、考え、行動していく国民でありたいと思います。