4月14日(土)~16日(月)
米国が主導し、英・仏政府と共にシリアへの攻撃を行いました。化学兵器の使用は世界的に完全に禁止されており、幼い子どもたちまで犠牲になっている非人道的行為は決して許されるものではありません。
しかし、トランプ大統領は米議会の承認を得ようともせず、また化学兵器禁止機関(CPCW)等による現地調査の結果も待たずに決行したことに関して、米国内でも批判が上がっているようです。早速、ロシア政府は猛反発しています。今後、事態が収拾する見込みはなくもっとエスカレートしていく可能性があるなか、安倍総理は「米英仏の決断を支持する」と即日表明しました。しかし、プーチン大統領訪日への配慮もあってか、アサド政権が化学兵器を使用したと断言することは避けています。
日本はいったいどうしたいのか、相変わらず顔の見えない宙ぶらりん外交であり、単にトランプ大統領のご機嫌伺いで、日本はどんな時も米国に合わせるだけと国際社会から見られることでしょう。対北朝鮮外交でも蚊帳の外に置かれ、安倍政権は外交内政ともに八方ふさがりです。