ならずもの国家、ロシアと北朝鮮。

3月25日(金)

3月23日に、国会においてウクライナ、ゼレンスキー大統領のオンラインによる演説を拝聴しました。想像を絶する危機の中でも勇敢に戦い続けている政治リーダーの訴えは、胸に熱く迫るものがありました。

制裁の継続と復興支援、国連改革での指導力発揮という、大統領の日本に対する期待に応えられるよう、私たち国会議員も全力を尽くさねばなりません。

ところで、ロシアは世界文化遺産の可否を判断する世界遺産委員会の委員国となっていて、「佐渡島の金山」の世界遺産への登録にも影響が出てくることが予想されるため、衆議院文部科学委員会でこの問題を取り上げました。私のこの質問は、翌日の新潟日報に掲載されました。

国際社会が、ロシアによるウクライナ侵略を止める努力を続けている最中に、北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海に落下しました。

今年に入ってから、12回目のミサイル発射と見られますが、EEZ内に落下したことはいよいよ深刻です。日本政府は北朝鮮に強く抗議し、言語道断な行動を辞めさせなくてはいけません。更なる制裁措置も必要だと考えます。

北朝鮮による拉致被害者家族会が325日に結成から25年となりました。関係者の方々の4半世紀にもわたるご努力にも関わらず、拉致問題は解決していないばかりか、北朝鮮はミサイル発射の暴挙を繰り返しています。

今月行われた、自民党の党大会において、岸田総理はあいさつの中で北朝鮮による拉致問題について触れませんでした。

これまで歴代自民党総裁が欠かさずに言及してきたにも関わらず、岸田総理が触れなかったことは、拉致問題解決への関心と熱意が足りないのではないかと疑ってしまいます。

挑発行為を繰り返す北朝鮮に対して、国際社会と連携して、ミサイル発射を辞めさせるとともに、拉致問題を一日も早く解決しなくてはいけません。政府は毅然とした外交姿勢を示すべきです。

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