政治不信の極み。自民党派閥の腐敗。

12月8日(金)

自民党の派閥による政治資金パーティーを巡る問題で、10人以上の安倍派所属議員がキックバックなどによって収入の一部を裏金化した疑いがあると報道されています。

派閥は「政策集団」などとカッコいいこと言ってますが、その実態は「裏金プール集団」だったようです。

パーティー収入は税金ではないとはいえ、個人・企業などが政治資金のために活用してほしいと支出したものであり、広い意味では公的なお金です。それを裏金として着服し、私腹を肥やしていたのであれば言語道断です。

報道では松野官房長官は1,000万円超のキックバックを受け、政治資金収支報告書に不記載だった疑いがあります。

インボイスの導入で商売を続けられなくなり、困っている事業者が大勢いるのに、物価高で日々の食費のやりくりに四苦八苦している家庭がたくさんあるのに、この金満政治、金銭感覚は信じられません。

松野官房長官は国会審議や記者会見等で「政府の立場としては答えを差し控えるべき」と逃げまくっています。

これまで政務三役に不祥事等が発覚するたびに、総理・官房長官は「政治家として説明責任を果たすことが重要だ」と発言していたのですから、自らの発言を省みて、説明責任を果たすべきです。

この事態を受け、岸田首相は派閥による政治資金パーティーの自粛を指示しましたが、自粛で済む話ではありません。

この問題を本気で解決したいなら、これまでのパーティー券を巡る金の流れの実態を全て明らかにしたうえで「禁止」にすればいい。

「閣僚在任中は大規模政治資金パーティー開催を自粛する」としている「大臣規範」を岸田首相は無視して、昨年1年間でパーティーを6回開催して約1.4億円の収入を得ています。

首相自身が率先して「自粛」を破っているのですから、何の説得力もありません。

国民の政治への不信感を増大させている岸田政権と自民党の派閥政治に終止符を打たねばなりません。

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