情報開示で疑惑払拭を。

5月16日(月)

多くの国民が楽しみにしている2020年東京オリンピック・パラリンピック。新国立競技場やエンブレムをめぐる騒動が一段落したと思ったら、今度は2億2300万円もの裏金疑惑が浮上しました。国際贈収賄の可能性があるとしてフランス検察当局が捜査しているというのですから、事態は深刻です。誰からも祝福される平和の祭典として、一体いつになったら胸を張れるようになるのでしょうか。情報を徹底的に開示して、一日も早く疑惑を払拭して下さい。

「おはようございます!」朝の辻立ちから一日のスタートです

「おはようございます!」朝の辻立ちから一日のスタートです

 

五輪招致委員会が2億2300万円を送金した会社はシンガポールのブラック・タイディングス社。登録住所が公営住宅になっていて、実体のない会社のようです。会社代表のイアン・タン氏は国際陸連のラミン・ディアク前会長の息子パパマッサタ氏と関係が深いとされています。これだけ巨額の資金を支払うのですから、招致委員会は事前にどういう会社が確認したはずですが,その時点でおかしいと思わなかったのでしょうか?

恒例の荻川まきこ会

恒例の荻川まきこ会

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竹田JOC会長は、コンサルティング契約に基づく適正な対価で、2013年7月に国際ロビー活動や情報収集業務として、10月に勝因分析業務などとして支払ったと説明しています。しかし、マドリード、イスタンブールという有名都市と競っていたのですから、超一流のコンサルタントでなければまともな報告書は書けないはずです。一体誰が、どのような報告書を書き、いつ招致委員会に提出したのでしょうか?

東京オリパラ招致裏金調査チーム。

東京オリパラ招致裏金調査チーム。

2016.5.16②
竹田会長は16日の衆議院予算委員会において、2億2300万円の最終的な使途についてイアン・タン氏に確認したか否かを問われ「確認していない」と答弁したそうです。何に使ったか分からないのに、どうして適正な対価だったと言えるのか。呆れてしまいますが、まずは提出されたコンサルタント報告書を早急に開示し、最低限の説明責任を果たして下さい。今日夕刻開催された民進党のオリンピック、パラリンピック招致裏金調査チームでは、JOCも、スポーツ庁もまるで他人事のような態度で、唖然としました。もうすぐサミットも開催されますが、こんなことでは恥ずかしいと思います。疑念を晴らすために、しっかり説明責任を果たして欲しいです。

代議士会。本会議では、熊本地震復興に充てる補正予算案を全会一致で可決しました。

代議士会。本会議では、熊本地震復興に充てる補正予算案を全会一致で可決しました。

衆議院予算委員会。山尾政調会長の質疑。

衆議院予算委員会。山尾政調会長の質疑。

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