6月16日(木)
ついにイチローがやってくれました。日米通算4257安打を達成し、ピート・ローズの歴代最多安打記録を抜き去って、堂々の世界一! 日本でのヒット数はカウントしないので参考記録だという声もアメリカにはあるようですが、ピートが4256本目を打ったのは1985年、今から30年以上前のことです。野球は日々進歩しているから、当時の大リーグとイチローの時代の日本野球を比べたら、全く遜色ないはず。やっぱり堂々の世界一です。心の底からおめでとう!記者会見も、胸にぐっときました。
私がつくづく凄いなぁと思うのは、42歳であれだけ軽快に打って、走って、守れるイチローの身体能力です。普通は体型を維持するだけで四苦八苦なのに。常人の想像を絶する体調管理と練習の賜なのでしょう。世界のホームラン王、王貞治さんの名言に「努力は必ず報われる。報われない努力があるとしたら、それはまだ努力とは言えない。」という言葉がありますが、天才は生まれながらに天才なのではなくて、普通の人には決してできない努力を黙々と積み重ねる人のことを、天才と呼ぶのかもしれませんね。スケールが違いすぎですが、私も時々、王さんの言葉を思い出して勇気をもらっています。
イチローが目指す次なる金字塔は、メジャー史上30人目の3000本安打です。日本で3000本以上打っているのは、安打製造機と讃えられた張本勲さんただ一人。張本さんが3085本目を放ったのは1981年ですから、それに匹敵する大記録を現在のメジャーリーグで成し遂げるイチローはやっぱり凄い! マーリンズの監督もイチローをどんどん先発で起用して下さい!一日も早く3000本の大記録を達成して欲しい。イチローを代打で使うなんて、本当に勿体ないと思います。