8月27日(火)
青少年問題特別委員会の視察で、江東区の児童相談所、渋谷区にある東京わかものハローワークとマザーズハローワーク東京を訪問しました。
児童虐待は大きな社会問題になっていますが、相談対応件数は年々増加し平成24年度は6万6000人を超えました。江東児童相談所でも、19人の職員がフル回転で奮闘されていました。複雑なケースが多いなか辛抱強く、子供たちへの愛情をもって接していることが伝わってきました。
未成年で妊娠し親や学校に隠して出産した子、親から性的虐待を受けて自傷を繰り返す子、育児放棄し虐待を隠蔽する親が相談員に対して逆キレするケースもあるそうです。小学生の性非行、乳児期に親から暴行を受け障害を負った子…あまりに悲惨な話に、言葉を失いました。虐待の連鎖、貧困、格差、育児スキルの不足、育児ノイローゼなど様々な背景があるように思います。
アベノミクスの恩恵があるとしたら、傷ついた子供たちやこういう現場に届くようにすべきです。
わかものハローワークは35歳未満の若者が対象で、マザーズハローワークは子育て中のお母さんが対象、どちらも渋谷にありました。マザーズハローワークは託児もできるようになっていて子どもを連れて就職活動できるようになっていました。