2月1日(水)
遠藤周作の小説をもとに巨匠マーティン・スコセッシ監督が製作した映画「沈黙」は素晴らしかったのですが、安倍総理の「沈黙」はふがいないと思います。
トランプ大統領が打ち出したイスラム圏7ケ国からの入国制限措置や難民受け入れ凍結に関して、国連事務総長や各国首脳はいち早く反応し、反対や懸念の声を上げています。しかし、我が総理大臣は、10日の日米首脳会談前にトランプ氏の機嫌を損ないたくないのか、逃げ腰です。
安倍総理は、昨年11月に他国に先駆けてニューヨークを訪問し「まさに信頼することができる指導者だと確信した」と胸を張っていたはず。ならば、日米関係の基軸である、自由と人権、民主主義、法の支配を踏みにじるような言動を繰り返す同盟国のトップに対し、きちんと意見すべきではないでしょうか。
沈黙を決め込んでいる総理の姿勢は国際社会からどう見られるでしょう。トランプ氏を恐れ、何も言えない気弱な日本と見られないよう、ここは毅然と対応してほしいものです。