2月21日(火)~22日(水)
天下りあっせん問題をめぐり、文科省が調査の中間報告を公表しました。最終報告の公表には、まだ1ケ月余かかるとの見通しですが、あっせんにとどまらず、大学設置審査情報が漏れていたことが判明する等、闇は深まるばかりです。
中間報告では、新たに違法な天下りあっせん事案が17件あったことが判り、これで違法事案は27件に。現時点では違法性が確認されていないが、引き続き調査中の事案が10件余り。前事務次官や人事課職員ら16人が違法あっせんに関係しており、作業を引き継ぐためのメモが作成されていました。
一部報道によれば、大学側は「違法だと思わなかった」「文科省に問題がある」などとコメントしているようですが、許認可や補助金を有する文科省とあうんの関係を期待して天下りを受け入れていたとすれば、とんでもないことであり、「学問の自由」はどこにいったのでしょう。社会的・道義的責任が厳しく問われます。