4月10日(火)
中小企業の生産性向上に向けた「生産性向上特別措置法案」と「産業競争力強化法等の一部を改正する法律案」の2法案について審議する経済産業委員会が開かれました。午前の参考人質疑、午後の政府に対する質疑の2回、質問に立ちました。
参考人質疑では、日本では創業に関心を持つ割合が他国に比べて低い要因について、各参考人に伺いまいした。参考人の一人で、企業の再生や経営支援を担う経営共創基盤最高経営責任者の冨山和彦氏は東大生の実態に触れ、「今の東大生にとって役所や大企業に就職することはダサく、起業が大ブームになっている。しかし、個人で連帯保証してお金を借りなければ起業できず、リスクが大きいこと、起業者に不利な内容の契約が横行していることなど解決していかなければいけない問題がある」と指摘されました。
午後の質疑では①北海道のニセコ高校が行ったエネルギーに関する講演に、北海道経済産業局の幹部が介入した案件は、前川前文科事務次官の講演に文科省が圧力をかけたケースと似ていて、看過ならない問題です。世耕大臣は誤解があったとして、今後この事業をやめることを表明しました。本来自由なはずの原発の講演や勉強会が、政府のプロパガンダにされてはなりません。その他、②中央省庁職員のメールアドレス・パスワードが流出した問題、③産業技術総合研究所の不正アクセス、インターネットが長期間にわたって遮断した事案等、情報管理の問題を指摘しました。
今週は水曜日と金曜日も質問に立ちます。まるで1000本ノックのようでしんどいですが頑張ります!