3月6日(金)
衆議院文部科学委員会が開催され、大臣所信に対する質疑が6時間行われました。先月27日に発表されたドタバタの全国の小中高一斉休校要請から一週間が経ち、学校が子供たちだけでなく、国民生活安定の基礎、基盤になっていたことを痛感しました。
この間の地方自治体、学校現場や各家庭、学童保育、事業所における混乱がいかに深刻なものだったか。各委員からは萩生田大臣に対して厳しい質疑が続きました。安倍総理には、現場の葛藤と怨嗟の声がどの程度届いているのでしょうか。いつ一斉休校を終えるのかについてもまったく出口戦略がありません。
そして、今度はまた唐突に中国と韓国からの入国者全員(日本人を含む)を待機させる方針、ビザの効力停止を発表しました。これも実効性に疑念をもちます。すでに全国で千人を超える感染者が出ており、「水際」が完全に突破されている今になっての対応は遅きに失します。賛成派の理由は「やらないよりはやったほうが少しはマシ」という程度の意見が多数のようです。習近平国家主席の4月訪日の成功と両天秤にかけた結果の失政であり、そこは厳しい反省が必要です。東京オリンピック・パラリンピックの開催についても危ぶまれる声が出ています。国民から見てもドタバタの政治判断が繰り返されるなか、国際社会からも厳しい視線が日本に向けられています。