12月4日(金)
会期末を迎えましたが、課題や問題、疑惑は満載です。まず、コロナ感染拡大が全国的に続いていますが、政府の対応は中途半端な自粛要請だけで、むしろ混乱を招いています。大阪市等では医療機関の危機的状況が指摘され、全国各地の医療や介護の現場からも、もはやこれ以上踏ん張れないと悲鳴が上がっています。また、倒産、廃業、失職、自殺者、生活保護申請、DV相談など、どれもすごい勢いで増えています。このままでは年を越せない生活困窮者を放置したまま、早々に国会を閉じてしまうとはあまりにも無責任であり、私たち野党は国会を12月28日の年末まで延長するよう強く求めました。
野党は反対ばかりしている訳ではありません。知事会からの要請を反映させた新型コロナウイルスに対応する特別措置法の改正案を国会に提出しました。西村担当大臣自身も特措法改正の必要性について言及されていたのですから、政府・与党は審議拒否せず国会を延長して議論をし、知事会の要請に応えるべきではないでしょうか。
安倍前総理の桜を見る会疑惑に続き、吉川元農水大臣の任期中の現金受領疑惑も発覚しました。しかも、不整脈を理由に緊急入院するという、お家芸のような逃がれ方に国民はうんざりしています。「国民のために働く内閣」どころか、説明責任を果たさず、臭いものに蓋をして逃げ切ることしか考えていないようです。