「記憶にございません」大臣は即刻辞任を!

2月22日(木)
衆議院本会議で登壇し、党を代表して盛山正仁文部科学大臣不信任決議案の趣旨弁明を
行いました。
盛山氏は、2021年の衆議院議員選挙において旧統一教会の関連団体から推薦状を受け取
り、選挙の支援を受けていたことが明らかになりました。これまで旧統一教会との関係を
自ら公表する機会が何度もあったにもかかわらず、報道されるまで自分にとって不都合な
事実を隠し続けてきました。
自分にとって都合の悪い旧統一教会との関係を隠したまま大臣の座に留まろうとする人物
が文部科学大臣としてふさわしいわけがありません。子どもたちにとってまさに反面教師
にしかなりません。
また、旧統一教会との関係が明らかになると国会では「記憶にない」と繰り返したり、
あるいは微妙に答弁を変えたりなど、国民への説明責任をまったく果たすことなく今も大
臣の職に居座り続けています。
5年ほど前に三谷幸喜監督が「記憶にございません」という映画を作られました。政治を
パロディにした映画で、三谷監督はこういう映画を作れば今後政治家が国会で恥ずかしく
て「記憶にございません」とは言わなくなるのではないかという思いがあったようですが
、恥ずかしげもなく、「記憶にございません」を平気で繰り返す盛山正仁氏の姿はもはや
喜劇にもならず、全く笑えません。
 さらに、宗教法人を所管する文部科学省は、旧統一教会の解散命令を東京地裁に請求し
ています。旧統一教会と密接な関係にある盛山正仁氏が国民から疑念を抱かれずに公正な
審理を進めることは不可能です。
記者会見で盛山氏は、「これまで正々堂々と、何ら恥ずべき行動はとってこなかった」
と述べられましたが、記憶にないを連発しながら、そのように断言できる根拠が何なのか
、理解に苦しみます。
派閥裏金問題に関して、いざとなると記憶力をなくし、秘書に責任を押し付け、説明責
任を全く果たそうとしない態度を続けている自民党議員に、良心と道徳と倫理を取り戻し
て、本決議案に賛同することを呼びかけたのですが、自民党議員からはものすごいヤジが
飛び交い、残念ながら否決されてしまいました。
ようやく2月28日に政倫審が開催される見通しですが、自民党議員にはぜひ記憶を失
くすことなく正直に事実を話してほしいと思います。

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