なぜ今、解散なのか。

先週末、通常国会冒頭での解散の可能性が報じられ、永田町では一気に解散風が強まりました。

仮に解散となれば、選挙に全力で臨むことは当然です。しかし、最大の疑問は「なぜ今なのか」という点にあります。

今、国会で議論すべき課題は山積しています。物価高への対応、円安の進行、外交上の不安要因など、国民生活に直結する問題について、本来であれば国会の場で正面から議論し、方向性を示すべき局面です。ところが、解散となれば、こうした議論はすべて中断され、先送りされてしまいます。

また、通常国会冒頭での解散は、国政運営そのものにも影響を及ぼします。来年度予算案の年度内成立が困難となり、暫定予算の編成を余儀なくされ、国の事業や制度の開始が遅れる可能性があります。その影響は、国にとどまらず、自治体運営や国民生活にも広がります。確定申告や自治体予算編成の最終盤と重なることも、現場に大きな負担を強いることになります。

高市総理はあれだけ「働いて、働いてまいります」とか言っておきながら、あえてこの時期を選ぶ理由は何なのか。本当は予算審議で不祥事を追求されたくないからなのか。厳しく問いたい。

その上で、あえて付け加えたいのが、雪国の現実です。とりわけ新潟のような豪雪地帯にとって、冬の選挙は極めて過酷なものになります。自治体が設置する公営掲示板は雪で覆われた凍土にどうやって立てるのか。外での街頭演説会は命や安全上に問題が出てきます。投票所に足を運びたくても雪の中を歩けない高齢者も多いです。高市総理は雪国のことも、山梨県の山火事のことも、物価高に苦しむ国民生活のことも、何も考えていないということがよくわかりました。

多くの関係者に過度な負担と苦労を強いる自己都合の身勝手解散に怒りを感じています。

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