5月22日(木)
安倍政権は、教育における国の関与を強めています。沖縄県八重山地区の教科書採択をめぐっても、竹富町や沖縄県教育委員会に対し、是正要求や指導を国が直接繰り返し行ってきました。本来、地域のことは、地域が決めるべきであり、教育における国の関与は抑制的であるべきです。
昨日、沖縄県教育委員会は、竹富町教育委員会が要望していた採択地区の分離を認め、町単独で採択地区とすることを決めました。今後は、竹富町が、町独自の教科書を選ぶことができることを認める決定です。
地方教育行政法では、教科書の採択権は市町村教育委員会にあると定めています。文部科学省は、これ以上問題をこじらせ沖縄県や竹富町に対し、高圧的な態度をとらないようにすべきです。人口4100人の小さな竹富町を、国がいじめているようにしか見えません。