9月3日(木)
2020年東京オリンピック・パラリンピックの公式エンブレムが白紙撤回されました。組織委員会は新たなエンブレムの選考に向けて動き出すようですが、先般の新国立競技場の白紙撤回に続き、国民の不信感が高まり、国際的な信頼が揺らぐ事態になっています。
テレビのニュースで、大会組織委員会の森喜朗会長が「残念な結果になりましたが・・」とコメントを求めた記者に対して「何が残念なんだっ!」と逆切れしている映像を見ました。組織委員会の会長として、事の重大さを真摯に受け止めて国民にお詫びしようとする姿勢は微塵も感じられません。
遠藤大臣は、昨日の文科委員会で、組織委員会、審査委員会、デザイナーの三者三様の責任があると思うと答弁しましたが、おそらく三者の間で責任の押し付けをするだけでしょう。新国立競技場建設の混乱についても、誰も責任をとっておらず、このまま無責任体制が続けば、また次の失敗につながるのではないかと危惧しています。