9月16日(水)
地方公聴会を開いたその日に委員会で「締めくくり総括質疑」をして採決するなどということは普通有り得ません。そんなに急がなくても、会期はまだ10日もあるのですから、ぜひ「良識の府」の参議院らしい振る舞いをお願いしたい。
降りしきる雨のなか、今日も国会を多くの若者、女性が声を枯らして「戦争法案反対!」と訴えています。怒りに震える若者。涙ながらに訴える母親。誰もこんなこと趣味でしているのではないと思います。居てもたってもいられず集まっているのです。自分たちの思いを国会に届けなければと声を上げる若者や女性たちを無視して、安倍政権はいったいどこへ行こうとしているのでしょうか。
史上最長の95日間も国会を延長したのに、国民の安保法案への理解は深まるどころか反対の声は烈火のごとく全国に広がりました。審議すればするほど違憲性と立法事実の欠如が明らかになりました。それに対して、多くの自民党議員は口をぬぐったまま国民への説明責任を果たしていません。
憲法違反の法律をむりやり通すことは許されません。ましてや数の力で強行採決するなんて、憲政史上大きな禍根を残すことになります。