4月14日(木)
UR(独立行政法人都市再生機構)と千葉県の建設会社の2億8000万円にも及ぶ補償契約について、ついに東京地検特捜部が強制捜査を開始し、甘利前大臣を国会に招致すべしとの声が高まる中で、今度は当事者であるURの接待疑惑が発覚しました。
私は以前このブログで、我が党の「安倍内閣口利き疑惑追及チーム」が何を質問してもまともに答えようしないUR職員の態度を批判しましたが、こうした舐めきった態度が組織の髄まで侵していたのだと断じざるを得ません。
菅官房長官も記者会見で、「こうした行為を行ったことは国民の信頼を失うもので、極めて問題だ」と批判し、「URが国民の信頼を回復するために、事実関係の徹底した調査」を行うよう求めています。当たり前のことです。補償交渉の当事者が相手方の建設会社から100万円を超えるような接待を受けていて、まともな折衝ができるはずがありません。UR問題は外交交渉ではないのですから、全てを情報公開して、膿を出し切って下さい。テレビカメラを閉め出して記者会見をやるようでは、かえって国民の不信を買うばかりです。
URといいTPP政府対策本部といい、国会に対する徹底した隠蔽体質と弛緩した対応という点では共通しています。これも一強多弱の政治状況がなせる業なのでしょう。政治に緊張感を取り戻すため、私たち野党がもっと頑張らなければなりません。まずは24日の北海道5区と京都3区の補選に勝利し、反転攻勢の契機にしたいと思います。