12月5日(木)
参議院は、今日未明まで本会議が開かれるなど特定秘密保護法案をめぐって混乱が続いています。明日が会期末なのに、国会運営が思うように進まないことに業を煮やして、参議院自民党は民主党の常任委員長を解任し、すべての委員会ポストを独占しました。まさに前代未聞の事態です。
この法律が乱用されないように、秘密の指定や解除を正しく監視する第三者機関が必要だと私たち民主党は主張してきました。
昨日の党首討論の場で、初めて安倍総理が「保全監視委員会」を設置すると表明しましたが、会期末2日前に提案するってどうよぉ~??って感じです。まったくの思いつき。そもそも衆議院で全く議論されていないし、なぜ法案に書き込まないのか?なぜ事務次官級の官僚が担当するのか?官僚が、第三者として監視するなんておかしいのではないか?疑問はますます大きくなりました。
参議院での審議はまだ二十時間程度しか行われていません。にもかかわらず、夕方の参議院特別委員会は途中で審議が打ち切られ、またもや強行採決が行われました。ここまで与野党の議論がかみあっていない、欠陥だらけの法案を焦って成立させることはありません。もう一度慎重に審議し、多くの疑問、不安に応えるべきです。