1月21日(火)
沖縄県名護市長選挙は現職の稲嶺進氏が再選を果たしました。米軍普天間飛行場の辺野古移設反対という民意が示され、安倍政権が今後どのように地元の理解を得ていくのか注視されます。
驚くべきは、選挙戦終盤に石破幹事長が移設賛成の末松候補の応援に入り、「500億円の名護振興基金」を唐突にぶちあげ、市民に投票を呼び掛けたこと。カネで票を買うような態度に、逆に、多くの有権者が嫌悪感をもち反発につながったとの報道を見ました。
選挙が終わったら、即座に、その基金の設置は不透明になったとの考えを示しました。再選された稲嶺市政にはカネを渡さないということなのでしょうか。政権のご都合主義が露骨に表れています。
自民党は古い自民党に戻ったのです。権力を誇示し、カネで人心を惑わすようなやり方には、私も嫌悪感をもちます。