6月19日(金)
本日、労働者派遣法改正案が衆議院で可決されました。我々民主党は、審議が尽くされていない中で、強行に採決しないで欲しいと求め続けてきましたが、受け入れられず誠に遺憾です。このような乱暴な国会運営に強く抗議し、民主党の議員全員が本会議を途中退席しました。
今回の改正法案は、審議すればするほど、政府の言う、正社員化への道が拓かれるとは到底思えない内容であり、企業は安易に派遣社員を使えるようになりますが、働く側にとっては現状よりも更に不安定雇用を強いられることになります。
現在、派遣労働者派遣の中でも比較的安定している専門26業種で働く約40万人の派遣労働者も、今後は他業種と同様に3年しか同じ職場で働くことができなくなり、すでに雇い止めが始まっていると聞きます。
資源がなく国土も狭い我が国が、経済成長していくには、人材こそが宝であり、労働者を大切にすることではないでしょうか。いつクビになるかわからない、不安定雇用の労働者を増やすような法律改正をなぜ許すのでしょうか。
今後、戦いの舞台は参議院に移ります。挫けることなく政府を追及し、廃案に追い込むべく党を挙げて戦っていきます。