同盟の危機は来るか?

3月30日(水)

以前私はこのブログで、アメリカ大統領選挙について、民主社会主義を標榜するサンダース上院議員が善戦していることに変化を感じると書きました。トランプ氏の奇抜な言動は耳目を引きつけるけれど、しょせんは泡沫候補なのだろうと高を括っていましたが、ここまで共和党予備選を優位に進めているのを見ると、とてもそうは言っていられなくなりました。もしトランプ氏が大統領に当選したら、日米同盟は確実に危機に直面するでしょう。そう考える政府高官、政治家が大半だと思います。

拉致問題特別委員会。

拉致問題特別委員会。

一般に共和党は軍事力の海外展開に積極的で、貿易自由化を支持する政党であって、軍事介入に慎重で保護主義的な民主党との二大政党制が、アメリカ政治のバランスをとっていると言われてきました。ところがトランプ氏は、日本が駐留経費負担を大幅に増やさなければ在日米軍を撤退させると発言し、日本は円安でアメリカ人の雇用を奪っているから懲らしめてやると非難しています。彼の発言はことごとく共和党の思想上の系譜に合致しないのです。共和党の候補ではなく、単なる大衆扇動家だと見る方が正確なのかもしれません。

岸田外務大臣、加藤拉致問題担当大臣、河野国家公安委員会委員長より所信を聴取。

岸田外務大臣、加藤拉致問題担当大臣、河野国家公安委員会委員長より所信を聴取。


2016.3.30①

トランプ氏の言動は白人貧困層を惹きつけています。社会に蔓延する経済格差に絶望した人達がトランプ氏に拍手喝采を送っているというのです。単純に比較するつもりはありませんが、第一次世界大戦に破れ、ベルサイユ講和会議で巨額の賠償金を課され、経済的に疲弊したドイツ国民がヒトラーの登場を熱狂的に歓迎したことと、どこか似ているような気がしてなりません。アメリカは一体どこに向かっているのでしょうか。

国土交通委員会に出席しました。

国土交通委員会に出席しました。

「地球儀を俯瞰する外交」と称し、国会よりも外交日程を優先してきた安倍総理。最悪に備えるのが安全保障の要諦でしょう。「トランプ大統領」登場の備えはできていますか?打てる手はすべて打っていますか?国会で野党の質問に対して感情的に反論する総理の姿を見ていると、冷静な外交ができるのかなと心配になります。安倍総理は、日米関係は急激に強化されていると胸を張っていましたが、この先は何が起こるか、急転直下の展開を予想して戦略を作ってほしいと思います。余計なお世話かもしれませんが。

民進党として初めての国対役員・筆頭理事合同会議。

民進党として初めての国対役員・筆頭理事合同会議。