10月4日(火)
今年度第2次補正予算案が衆議院本会議において、自民、公明、維新の賛成多数により可決されました。明日から論戦の舞台は参議院に移ります。
アベノミクスの行き詰まりは、日銀短観の業況判断指数や日銀の方針転換にも表れているように、誰の目にも明らかであり持続可能性はありません。
にも関わらず、今回もまた大型公共事業などカンフル剤的な政策に頼り、3兆円を超える補正予算額の財源の裏付けについては、国の借金である建設国債2兆7500億円を新たに発行して賄うというのはあまりにも場当たり的ではないでしょうか。
年金不安、生活不安が強くなっています。今回政府が示している年金制度改革法案は、物価と賃金の低い方に合わせて年金額をスライドさせることになっているので、実際にはなけなしの年金をさらに削る年金カット法案です。そういう不安について、安倍総理は丁寧に説明するかと思いきや「民主党政権時代に賃金が下がったから年金財政が傷ついた」と逆切れしたように色をなして反論されていました。大人気ない。いつまで経ってもそういう答え方しかできないのですね。非常に残念です。