5月18日(木)
本日、衆議院本会議において、金田法務大臣の不信任決議案が提出され採決となりました。壇上で金田大臣は、薄笑いの表情でしたが、笑っている場合じゃありません。
予算委員会、法務委員会などでまともに答弁が出来ず、法務委員会では69回も審議が中断されました。こんなんで十分な審議を尽くしたとどうして言えるでしょう?
大臣の後ろに座るマスク姿の「マスクマン」と呼ばれるようになった法務省の職員に、何度も耳打ちされ、それをオウム返しのように答弁するなど、助けを請いました。職員は、口元の動きを察知されないためにマスクをしているのでしょうか。そうだとしたら、とてもお気の毒です。とにかく、金田大臣は法務大臣としての資質が欠如しており、我々はこのような大臣のもとで、これ以上審議することはできません。
野党4党による不信任決議案は、残念ながら、圧倒的多数を持つ与党と維新により否決されてしまいましたが、不十分な審議のままで共謀罪法案の強行採決に応じられないことは言うまでもありません。
明日も法務委員会が開かれる予定で、大きな山場、正念場を迎えそうです。テロ対策とは名ばかりで、対象者がどこまで広がるかわからない、市民の内心の自由を脅かす可能性が高い弾圧法案は、断固廃案にしなければなりません。