12月21日(金)
本日、立憲民主党文部科学部会役員会のメンバーとともに、医学部不適切入試に関する緊急提言を柴山文部科学大臣に申し入れしました。
文科省幹部職員の汚職事件をきっかけに、東京医科大学入試で女性や浪人生が不利な扱いを受けていたことが発覚し、これを受け、文科省が全国の医学部入試を緊急調査した結果、10の大学で、女子差別、年齢や浪人回数による差別、同窓生の子弟など特定の受験生を優遇する不適切、または不適切な疑いのある入試が判明しました。
医師を志し、厳しい努力を重ねてきた受験生が不公平な基準によって、不合格とされたことは、あってはならないことです。今回、不公平を被った受験生の救済、合わせて今後受験する学生に影響が起きないよう政府は検討すべきです。
私たちは一連の不適切入試への対応と不正の再発防止に向け、①入学希望者が全員入学できるよう救済策の検討、②本来合格していたら発生しなかった費用の補償、③来年度入試における合格者を減らさないための特別措置の検討、④東京医科大学において再度、不合格とされた5名について、誠実に対応するよう指導、監督すること、⑤同様の事態発生を防止するための入試に関するガイドラインの作成を検討することなど、大臣に要請しました。
柴山大臣からは、しっかり対応していきたいとの見解が示されました。