3月19日(木)
森友学園問題で自殺に追い込まれた財務省近畿財務局職員のご遺族が、自殺に至るまでの経緯を綴った遺書を公表しました。そこには、佐川宣寿元国税庁長官の指示で国有財産処理に関する決済文書の改ざんを強要された経緯が時系列で書かれていました。
週刊誌に掲載された手記を私も読みましたが、胸がしめつけられました。本当にお気の毒でなりません。やりたくない改ざん、隠ぺいをさせられ、誰も助けてはくれず、命を絶つしか選択肢がなかった、その無念さはいかばかりでしょう。
改ざんを指示した佐川理財局長は、その後、国税庁長官の要職に就き、中尾理財局次長は横浜税関長に昇格するなど安倍政権の論功行賞人事で出世をしましたが、こんな不条理はありません。麻生財務大臣は、新しい事実はないとして再調査を拒否していますが、少しでも良心があるなら、失われた尊い命の重さを噛みしめ、遺族や疑念を抱いている国民が納得のいく対応をとってほしい。このままでは浮かばれません。