10月22日(金)
日本の実質賃金はこの30年間、ほとんど増えていません。
米国は4倍以上となり、韓国も2倍以上に増えたのに先進国の中で日本だけが足踏み状態を続けています。
経済的な豊かさを表す国民一人当たりGDPも、日本はかつて世界2位でした。
それがいまやシンガポールや香港、オーストラリアやニュージーランドにも抜かれ、24位に後退してしまいました。
バブル経済崩壊のショックからいまだに立ち直ることができず、新しい時代の成長戦略に乗り遅れたままになっているということです。
安倍晋三元首相が今回の衆院選の応援演説で「私たちは立憲民主党と共産党に負けるわけにはいかないんです。この組み合わせに負けたら、日本はあの悪夢のような時代に逆戻りしてしまいます」と訴えているそうです。
一昨年の参院選でも安倍元首相は「悪夢のような民主党政権」「二度とあのような時代に戻してはならない」と繰り返していました。
国民にとって「悪夢のよう」なのは3年ではなく、30年間です。
そのうちの3年間はたしかに民主党の責任です。
真摯に反省し、何をどう改めるべきなのか、考え続けてきました。
一方、民主党政権以外の大半は自民党が政権を担ってきました。
細川連立政権を除いても、26年間は自民党政権です。
「悪夢のような時代」の責任を民主党にだけ押し付け、自分たちには責任がないかのように振る舞う傲慢さ、無責任ぶりにはあきれます。
改めて訴えます。
政治を変えるために、野党に勝たせてください。