11月2日(水)
「強行採決するかどうかは議運委員長が決めるんだ」と自らの発言で批判を受け、謝罪したばかりの山本農水大臣が、昨日、またしても同僚議員のパーティーで「冗談を言ったら、クビになりそうになった」と発言。
自身の発言で国会が空転し、大変な迷惑をかけたにもかかわらず、またしても国会を茶化したような発言をするなど、委員会での謝罪はうわべだけだったようです。
さらには、「JAの方々が大勢いらっしゃるようでございますので、先生の紹介で農水省に来ていただければ、何か良いことがあるかもしれません」と利益供与とも捉えられかねないことも述べたとか。かつて、銀行の検査に手心を加えると発言し、辞任に追い込まれた金融担当大臣のことを思い出します。
山本大臣の問題発言のオンパレードは、まさに数の力による驕り、緩みの典型であり、開いた口がふさがりません。
我が党も合意していた本日の委員会採決はなくなり、4日の衆議院本会議での採決も見通せない状況となりました。当然の結果です。このような大臣の下でTPP協定承認案を審議する状況にはなく、さすがに山本大臣には辞任を求めざるを得ません。