7月22日(木)
過去の言動等が問題視され、東京オリンピック・パラリンピックの関係者が役職を辞任・解任になるケースが相次いでいます。エンブレム盗用疑惑から、コロナ禍による大会延期、女性蔑視発言での森前組織委員長辞任とトラブル・不祥事が重なり、今回のオリンピックを「呪われたオリンピック」と表現する声も聞かれます。
新規感染者が急増する中、「安心安全な五輪を実現する」と菅総理は何度も繰り返しているにもかかわらず、新型コロナ感染対策として選手・関係者等を外部と遮断した環境に置く、いわゆる「バブル方式」に欠陥が相次ぎ発覚しています。
陽性者が確認されたウガンダ選手団を出迎えた市職員やバスの運転手は濃厚接触者と判定され、ホテルから脱出した選手まであらわれました。
さらに、ホテルからの外出時に15分以内に戻るというルールが守られていないばかりか、自由に外出している関係者がいることも明らかになり、組織委員会が定めたルールブックが十分に守られておらず、「バブルが穴だらけ」という事態になっています。
こうした事態への速やかな対応を求めるため、党の仲間が丸川五輪担当大臣に要望を行いました。その場で丸川大臣は「もう選手が来ちゃったから」と、まるで他人事のような、無責任極まりない発言をしました。
提案した要望項目の迅速な対応を求めたにもかかわらず、「これからも日進月歩でいきます」と耳を疑う、スピード感に著しく欠ける返答をしました。大臣としての資質に疑念が増すばかりです。
しかしながら、明日23日には開会式が開催され、ソフトボール等の競技はすでにはじまり、熱戦が繰り広げられています。
4年に一度(一年延期になりましたが)のオリンピック、選手生命・人生をかけてこのオリンピックに臨む選手も多いことだろうと思います。
ルールを守っていただき、コンディションを十分整え、悔いの残らないよう競技に臨んて頂きたいと思います。
開催国として日本の責任は重いものがあります。選手・関係者間、さらには国内の新型コロナウィルス感染をできる限り防ぎ、後に「呪われたオリンピック」と振り返られるようなことがないよう、万全の注意・対応を行ってほしいと思います。