6月18日(水)
許しがたい発言です。石原環境大臣は「最後は金目でしょ。」と発言し、被災地や国会で猛反発を受けました。後になって、「誤解を招いた」とお詫びしたようですが、そもそも汚染土などの中間貯蔵施設建設問題に関する住民説明会に、大臣自らは一度も足を運んでいません。部下に任せっきりで、自ら住民の気持ちを汲み取ろうとしていない姿勢に、石原大臣の不誠実さ、困難なことから背を向ける性分が見えるようです。
民主党政権時代は、大臣がボコボコに批判されても、何度も現地に足を運び対話を重ねました。それでもなお住民のみなさんの信頼を得ることは容易でなく、ご理解、ご納得頂けませんでした。放射能や風評被害に苦しんでいる人々、いまだに故郷に帰れない人々は深く傷ついているのです。
原子力規制委員会の新しい人選は、民主党政権で決めたガイドラインがほごにされ、原発推進の専門家が選任されました。被災者の心を踏みにじることが続いています。