6月20日(金)
1月24日に開会した第186回通常国会が、本日、事実上閉会しました。最終最後に、安倍政権のおごり、被災地軽視を象徴する、石原環境大臣の暴言に対して、すべての野党が結束して大臣不信任決議案を提出しました。自民党幹事長時代にも、福島第一原子力発電所の施設を「サティアンのような所」と発言したこともあり、もともと原発の事故処理や被災地の復興に最前線で取り組む環境大臣としてふさわしい人選だったのか、疑わざるを得ません。
これから次の臨時国会まで、国会は休止になります。いつの間にか景気回復、経済再生よりも集団的自衛権一色の国会になりましたが、それとて与党の密室のみの議論だけで、国会における真正面からの議論は封印されたまま、歴代自民党政権が積み上げてきた憲法解釈の変更を、閉会中の閣議決定のみで済まそうというのはあまりに乱暴であり、国会軽視、国民不在の政治です。
文部科学委員会の委員として様々議論してきましたが、安倍政権が国家主義、国家統制を強化しようとしていることを感じました。NHKの人事などを見ても、安倍総理の考え方を絶賛するような人たちばかりを引き立てています。国会答弁の際に、野党議員に総理自らヤジを飛ばしたり、見下すような態度を度々目にしました。そんな総理を止める、戒める、政党が与野党に存在していないことが大問題でした。
様々な反省、教訓を胸に、地元に戻ります。