ゆるんでいる安倍政権

6月9日(火)

ゆるんでいる安倍政権。

野党がしっかりしないといけない。そう痛感するニュースが相次いでいます。

一つは,日本年金機構がサイバー攻撃を受け、受給者の個人情報約125万件が流出した問題。政府は当初、年金機構は流出確認翌日の5月29日にインターネット接続をすべて遮断したと説明していました。ところが国会における我々野党の追及を受け、メール通信を遮断したのは流出が確認されてから7日後の今月4日だったことが判明しました。怖くなるほどお粗末です。

政府の説明には不自然な点が多すぎます。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)から厚生労働省に対し「異常な通信が起きている」という通報があったのが5月8日。政府は、年金機構と連絡を取った厚労省の担当係長が、25日まで上司に報告しなかったと説明しています。しかし、内閣官房から指摘を受けるような重大事項を一係長が直属の課長に17日間も報告しないなんてことが、本当にあり得るでしょうか?全く信じられません。

外務省からレク

外務省からレク

もう一つは、新国立競技場の改築計画が建設費の高騰や工期の遅れから次々と変更を余儀なくされている問題。とうとう国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長までもが懸念を表明しました。

イラク人の女性建築家、ザハ・ハディドさんのデザインを忠実に再現すると、当初の見込みの1300億円を遙かに超える3000億円かかることが判明。慌ててデザインを変更・縮小して建設費の見込みを1625億円とし、今年10月から工事を始める予定となっていますが、請け負う建設会社の試算で、資材の高騰なども加わり、このままの計画では総工費が大幅に増え、工期も間に合わないことが分かっています。

政府は東京都に約500億円を負担するよう求めていますが、舛添都知事は反発しています。当然でしょう。都民はこんないい加減な計画に納得しないと思います。

党総務・内閣部門会議では大阪都構想住民投票について片山善博慶応大学教授からヒアリングが行われました。

党総務・内閣部門会議では大阪都構想住民投票について片山善博慶応大学教授からヒアリングが行われました。

安保法制でも、憲法違反の指摘を受けながら「上から目線」の答弁を重ねて、分からない奴が悪いと言わんばかりの安倍政権。私たち野党がしっかりしないと、この国はおかしくなってしまうと本当に思います。

 

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