4月17日(日)
地元においては、この季節ならではの様々な行儀、イベントが予定されております。さすがにキャンセルまでは出来ないものの、熊本のことを思うと、主催者も参加者もお祭り気分に浸れず自粛ムードに包まれました。
熊本県、さらには大分県までも激しい揺れが続いています、現地では、十分な食料や水がなく、休息や睡眠がとれない方々も大勢います。
警察、消防、自衛隊の皆さんが必死に救援活動されており、頭が下がります。全国でも、善意の輪が広かり、被災地への救援物資の輸送や募金活動が始まりました。新潟県は、中越地震や7、13水害を経験したノウハウがありますので、県はじめ新潟市、長岡市、三条市は、早速、職員の現地派遣を決めました。
死亡が確認された方は42人に増え、未来ある若者の命も奪われました。お気の毒でなりません。安否不明が10人、11万人を超える方々が避難所で幾夜を過ごしています。これ以上犠牲者が出ないで欲しい。早く揺れが止まってほしい。自然の破壊力の前に、ただ祈るしかなく、もどかしい思いが続きます。
ところで、政府は全国でただ一つ稼働している九州電力川内原発1、2号機を、引き続き運転する方針を示しました。報道によると、丸川環境大臣は、地震非常災害対策本部会議で「規制委は川内原発を停止させる必要はないと判断している」と報告したそうですが、ここは規制委の判断に委ねるのでなく、政治が判断すべき重大な局面ではないでしょうか。余震はいつまで続くか分からないのです。今後、原発立地地域に激しい揺れが起こる可能性はないのでしょうか。念には念を入れて、最悪の事態に備えるべきだと思うのですが、この点において、現政権は責任を回避しているように見えます。本当に、原発は大丈夫なのかと心配している人は少なくないはず。これだけの被害が起きているというのに、原発はいつもと同じように粛々と稼働している。腑に落ちません。